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仔犬の成長過程としつけの時期について
欧米諸国で仔犬の展示(陳列)販売が法規制で禁止され、多くが90日齢経過後の販売になっているのは感染症防止と仔犬の社会化時期の重要性からです。早期に母犬や兄妹と離されたりすると問題行動の多い成犬に育ってしまう可能性があります。ここでは一般的な仔犬の心身の成長過程から見たしつけのことをまとめてみました。
 誕生から20日位
母犬の暖かい体温を感じながら
母犬のお乳を飲んでは寝てを
繰り返す赤ちゃんですので
身体も心もまだまだ未熟なときです。
もちろんしつけは無理というもの。排泄のことは母犬が面倒を見ます。
生後3〜4週間頃になると仔犬は立って歩けるようになります。
20日〜30日位、社会化の初期に入ります。
認識能力がだんだん育ってきます。
特に母犬の性格などの影響を強く受けるので母犬が落ち着いた生活が出来るようにします。
仔犬の性格もこの時期に決まってきます。母犬がいらだったりしていると仔犬は臆病になったり周りととけ込まない性格になるようです。この時期親犬と離されたり等の大きな環境の変化は生涯にわたって影響します。
30日〜50日位、社会化の中期に入ります。
探求心や独立心が芽生えはじめます。
いままでの行動範囲以外にも興味を持ち近い人とそれ以外の人の区別がつくようなり、人間に対する服従能力が発達してくる時期です。好奇心も旺盛で兄弟間でじゃれ合ったりけんかをしたり、イタズラをしたりして様々な体験から社会性が培われていきます。
人間の子どもと遊ばせるにも良い時期です。どちらもそのままの感情をぶつけ合いながら遊び、その中で相手を理解していくので、仔犬は人間との付き合い方や気持ちの触れあいを学んでいくからです。
50日〜90日位、社会化の後期。競争心が高まりはじめたら兄妹犬と引き離す時期。
生活環境や人に影響を受けやすく非常に多感になる時期です。知能も能力も発達します。飼い主を信頼する能力も発達するので、しつけや良い習慣を覚えさせるにはこの時期から始めるのがベストです。
またこの時期は兄姉間で権力争いがはじまります。兄妹間の狭い社会ですが、そこで上になると自分の力を過信して弱いものいじめをする犬になったり、負けた仔犬はシャイ(臆病)になったりすることもあります。そのためこの時期が来たら、兄妹犬とは引き離し人間社会になじませた方が将来的に良い結果を生むことになります。
 社会学習の時期と基本のしつけ。
生後3ヶ月を過ぎる頃から社会学習をさせてあげましょう。もちろんワクチン接種後です。外に連れ出していろいろな犬や人に会わせてください。家では十分な時間一緒に遊んであげてください。
そして、
なるべく早い時期に「スワレ」「マテ」「フセ」「ダメ」「コイ」など服従意欲を高めさせるため遊びながらの軽い訓練で命令に従わせます。
食べ物やおもちゃで誘う安易な方法もありますが、生涯的な信頼関係を築きたいのなら積極的には行うべきではないでしょう。
仔犬はこの様な訓練が初めてです。そんな時期に「これをやれば食べ物が貰える」などということを覚えるとあなたに服従する精神は養えません。報酬があるから行うという犬の気持ちは理解できますが、飼い主と犬との信頼関係やお互いの愛情の入り方が違います。上手くできたなら喜んで褒めてあげることです。犬は主人が喜ぶことが最高のご褒美です。基本のしつけが「愛情」でできれば絆は深まります。従わせる、従うの関係ができればさらに上の段階のことでも理解する能力が養われることになります。
あとは順次「ハウス」「ツケ」など日頃の生活で必要な訓練をして、有る程度出来るようになったら、犬の能力に応じていろいろなことを教えます。一般のご家庭なら基本のしつけが出来れば十分です。
 小型犬は1年位で大型犬は1年半位で成犬に。
子犬の1年齢は人間の18年くらいに相当すると言われています。もう十分大人です。その後はドッグイヤーと言って1年間に4〜5年分位の年をとっていきます。犬の10歳は人間の年齢を対比すると63歳位にあたります。平均寿命は14歳から17歳ですが、これ以上の長生きな犬も多くなってきました。1日1日を大切にして愛犬との生活を楽しくお過ごし下さい。
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